主(あるじ)

暑かった夏もこのところやっと涼しくなってきて
夕方の散歩も出来るようになってきました

秋の夕暮れどき 空のきれいなこと
歳を重ねるほどに感慨深いものになっています

その散歩でも出会いがあります
いつも仲良くご夫婦で歩かれている同年輩の方との
出会いがありました
暫くお目に掛からないと思っていたら
ご主人が亡くなられた・・とのこと 知りました

あらま! びっくり!

早速お宅に何回お邪魔しても応答がありません
後で伺ったら誰とも会いたくなかったそうです
それが本音で正直だと 笑えたりも・・

その後 新盆も過ぎて落ち着かれて お話ができるようになっていました
誰もその立場になってみないと判らないことばかりです

一人残されてこれからの老後をどのようにして生きていこうか
悩まれているようでした
亡くなられたご主人が生前娘さんに
「あと お母さんを頼む」・・って
云われていたとのことで 娘さんも気に掛かり
「東京においで・・」
そんな彼女 今では東京の娘さんの近くに住まいを借りて
いつでも行かれるような形で新たに歩み始めました

そちらで重宝がられて嬉しいときはいいのですが
孫との面倒なことやお小言を頂戴したときは
一目散にこちらに帰って来るのだそうです

「どうしよう?どう思う?」
同じ年代の悩みはすぐ心が開けます
お互いに話したり 聞いて貰ったり 考えたりしながら
また新たな歩みを模索しながら 自分でしか判らない体調や
何をどうしたいか!・・ が主なこと
結果はあとでついてくるから焦らないで・・
そして逃げ場を作っておいて気持ちが ゆったりと出来る老後がいいと思うよ

この田舎で 一人住まいの高齢者には
医者通いや生活の買い物  交通面などみても立ち後れていること
自分が直面したことで痛切に感じたようです

お陰で私は今のところ ミニバイクにも乗れるので
日常生活のお使いや 医療機関利用など今のところ何とか
凌いでいるので幸いしています
これがストップしたら ほんとうに色々にアウトだと
厳しい現実を思われます

加齢も辛い現実なんですね

主(あるじ)亡きあと誰もが味わう 大きな分岐点に思う日々です

10.10.4
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