加 齢

午後のゆったりした時間
にこやかな顔した来客がありました
一人は毎日見ている家の孫娘
それに連れだって 娘方の孫(高校2)が来ました
私も随分大きい方ですが 背も重たさもすっかり
追い抜かれて大きくなりました
泳ぎでは3歳の頃からレッスンを受けています
県大会へ行ったりして活躍のようす 真っ黒に日焼けした顔に
真っ白い歯が何とも若々しい

「あら! 珍しい 嬉しいお客さんだね」ババ
にこにことして 随分と様子が変わりこの成長ぶりに
おば〜ちゃんはメロメロでした

ババ 「ふ〜ちゃん おば〜ちゃんと一緒に夕食しない」
孫 「嬉しい 一緒に食べよう♪」

俄に約束ができて さてとおば〜ちゃんは気持ちが大騒ぎ
何か食材はあるかな?
ある ある 何とかなるわい
いつも自分一人なので 勝手気ままな食材ばかり
こんな時はちょっと気がもめます

早速台所に入り 夕餉の支度
孫は 「お手伝いするね 何をする?」
ババ 「嬉しい 何をお願いしようかな」
孫 「何でもいいよ」
ババ 「網戸とガラス拭きお願い」
汗びっしょりになりきれいにしてくれました

間もなく食事タイム
ちょっとだけ気どって 大きめの白いお皿に魚
( ニンニクを焦がした中に 魚とバターを入れてこんがりと)
きつね色の垂れをあしらって アスパラのグリーンと ミニトマト

なすとベーコンの味噌味炒め  残りもののヒジキの煮物
デザートには 頂いた美味しい桃
食卓にはコースターを引いて...と
久しぶりにちょっとだけおめかしをしました

孫はこのところ毎日寂しい夕食だったようで
こちらも急の事だったので対したものも出来なかったけど
とても喜んでくれました

ママ(娘)は 毎日仕事で遅くなることと
バレーボールのサークルに入っていて よく出掛けて留守が多いのです

孫ももう大きくなったので愚痴らしいことも言わないけど
ぽっつん呟いた言葉 ” ひとりぼっちは寂しい”...と

ふ〜ちゃんに
”ママは留守ばかりして 寂しい思いさせて おば〜ちゃんからも 謝るね
仕方ないねぇ ママのこと 分かってあげてくれる”

上の姉は 専門学校から帰ると バイトで出掛けます
パパ(息子)は帰りが遅い 何だか可哀想になりました

この夜も食事が終わると片づけもすっかり板につき手慣れたもので
きれいにやってくれました

その後 マッサージしてくれたり 二人きりだけど ゲームしよう...と
楽しい 嬉しい時間は過ぎました

おば〜ちゃんは 嬉しくなって お小遣いをあげて またおいで...と
今までは ”来てよし 帰ってよし” の 孫だったけど
来てよし 来てよし...と
おば〜ちゃんは変わりました
(加齢は辛いけど...)
こうして尋ねてくれる孫には生きている元気を貰えます

13.7.31
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