心の葛藤

春もすぐそばまで来ているような日々ながら 昨日の寒さには震え上がった。

癌の告知を受けてから手術もして・・・でも発見が遅れて 摘出も完全には出来ないので自宅療養で居た叔父、
その叔父とは電話でも また家にでも行ったりと随分コンタクトがとれて いっぱい いっぱいお話もした。
今は亡き父母の私の知らないこと 自分が大人になってみて(もうこちらも後期高齢者 笑)大人が見た心
私の知らないことがいっぱいだった。
その叔父が遂に にっちも さっちも いかないような病状になって遂に入院した。

きのうは寒さの中を娘の仕事の往復に乗せて貰い お見舞に行ってきた。
会話は出来ないものの 意志の疎通は私はできたと思う。

じっと見つめて訴えたいことは? 何も言えない あちらも語れない ただ 手をそっとだして
強く握り返して涙ぐんでいた叔父、

人生の最期?は 誰も生まれてきたからには・・・思いつつどうしてやることも出来なくて
切ない思いだけが残った。

大きな病院で建て増しのようで別館になっていて 何処まで行けども 行けども・・・と
気が遠くなるほど歩いた そして あのドアーを右に曲がって エレベーターに乗って またドアーを・・・と
描いていた病室の番号を唱えて探して歩いた。

よくあるホテルなどの別館に泊って困るあの迷路に嵌った感じで頭が真っ白
イメージでは 病室番号さえわかれば・・・するとそこは 通り道なのに? ナースセンターに入ってしまい
なんでぇ〜〜〜? と いやはや ほんとうに私も加齢したものだと困惑しきりだった。

口と歩ける足と 尋ねる頭がまだあるので何とかなったけど・・・(笑)

妹にその話をしたら 妹の知人がお見舞いに行きたいとしきりに言うけど
そうは簡単には 行けないと 先ずいけない・・・と 思うので
仕方がないので「病人がもう他人には会いたくない」と 言ったと断っておいたと
笑い話のような本当の話。

近くをやっと歩けるような知人だそうで お見舞いしたい人を車椅子に乗せて行くなんて
その妹もやっと自分が歩ける程度となってきたので 車いす押すなどとんでもない・・・
どちらさんも加齢してきてほんとうに笑えて笑える話が目の前になってきた昨今

私も病院は「携帯電話はいけない」という 固い頭があるので マナーモードにしたまま
娘ともコンタクトもとらないで 風雨が吹きすさぶ病院の乗降車場所で行き交う車と人々を
色々のことをぼ〜〜〜考えながら 約1時間近く 寒さに震えながら娘の車の迎えを待ち続けた。

色々の思いに更ける長かったような 何でもない一瞬だったような
お見舞い心の葛藤がそうさせたのかな?

叔父さんお大事に!

2016/3/15 up