飽くなき追及

暑くて 暑くてミニバイクで走るアスファルトの熱風は、まるで体中がサウナ状態の毎日
そんな日々も台風と共に多少涼しい風を連れてきて
安眠できる夜もあるようになって 凌ぎ良い秋を待つこの頃。

8月の台風前後の時 撮り友と 山の稜線がくっきり見えてそして 下には井川湖があって
日没の夕陽が映れば・・・と 昨年も出掛けたけれど 今年もまた挑戦した。

往復7時間近くかかるので迷うけど 「よし 決行だ」・・・と出かけた。
大荒れになる前後の空の変化を見込んでの賭けみたいのものである。

曲がりくねった山道は 走り慣れた者しか走れないような 危険がいっぱいなのである。
石はゴロゴロ  猿など 獣もいるような標識もあり 標高1400mの山は
気温の変化も油断ならない。

この日は明日には台風が来る そして 雲を見れば 真っ青なところもあれば
もくもくとした鉛色の重たい雲もあったりとしていた。

目的は稜線と湖に映る夕陽なので 午前中9時半頃出発 道中 SLがちょうど通る時間かな?
乗るお客さん次第で 走るのか 決まる時間表なので不定期なのである。
三脚を据えて待っている人たちをみて 今に通るかな?・・・と判断できる。
この日はおお笑いであった。
「そろそろ来るな 三脚がでている」・・・と思って1分違いで 2回も通過された。
目の前でも車はすぐ止まれない。
きょうは運がついていないなぁ〜・・・と友。

午後1時過ぎに リバーウエル(県営スキー場)に着き 昼食をとる。
ここでも昼食も出来る施設もあるが山奥なので 食事がないとき困るのでコンビニで用意して行く。
暑い時期はお水と塩分が必要なので気を使い乍らの買い物をする。

その時友は「えみちゃんの漬けた梅干し」・・・と言ってラップに梅干しを2個包んできた。
「お〜〜〜っと こりゃまだ塩の塊だ これでも水で洗ってきた」と
口をとんがらして 食べる友は 何とも滑稽で笑えてくる。
奥方への愛情はいつでも忘れない方なのである。

さてと3時過ぎからもくもくとした鉛色の雲が空を覆った。
諦めるかどうする???と 思案にくれたが 待つことにした。

5時過ぎからは山の様子は雲?霧?表情が刻々と変わり 「あの雲が夕焼けに変わるかな?」・・・と
見る見るうちに夕焼けに変わって 「あの空からこの夕焼け」・・・と 待った甲斐があると友と喜んだ。

眼下の湖や街並みも とばり に消えた7時少し前から下山し(勿論 車)始めた。

そして友は 山や昔の道はよく判るけど 新しい名所など 行きつけていないところには弱い。
そこで何時でも連れて行って貰いたいばかりに カーナビがあれば・・・と私は盛んにお願いした。
でも経済的なこともあってそう無理は言えない。

数年前に ラジオで聞き 安いのが出た・・・と言って 買った。
でも取り付ける所も不安定で転がっては落ちて何回も何回も試してみても出来なくてそれは諦めた。

お願いだから 使い易いのをつけて」・・・と 私が金は持つからと 車屋へ行き 早速取り付けた。
やれやれ これで安心できるかな?

山の帰り道 夜の7時過ぎは もう真っ暗 周りも何も見えない。
「よし道は勿論知っているけど 試す時だ」と
慎重に設定をして走りはじめた。

ナビも行く時は方向も何ら問題なし 帰る時はナビが反対の方向を示す
「でもさ 北はこっちだよ これは頭の中を反対に置き変えない・・・と」 などなど。
頭の中がぐちゃぐちゃで めまいを起こしそうで 困った困った。
これじゃ〜変だと また使えないのかと???

「今何処を走っているか判る???」「判らん」・・・二人とも!
車を横に寄せて標識や周りを眺めた。
本当に暗中模索ってこのことだろうか。
約3時間ナビと戦った夜道(笑)

着いてから明るい所で しっかりみたら 設定のところで
小さな 小さな ボタンがあって それを押せば進む方向に矢印がでた。
よし 出来た 判った!!!
この時の嬉しかったこと、 ほんとうに忘れることはできないほど嬉しかった。

(先のカーナビでもどれだけ苦しんだか ストレスを受けたか 知らない所への写真行脚は?・・・
山梨県へ(甘利山) 判らない夜道の標識を見ながら6時間掛けて行ったとき
ストレスで目の焦点が合わなくなって病院通いして苦しんだこともあった)

明るい時は地図と標識が判れば何とかなるけど、今回はナビが使い熟せるかの試しのため
それだけに集中して試した。
やれやれ 嬉しい 達成感でいっぱいになった。

加齢組の撮影行脚も本当に大変なこと 友の奥さんもご一緒しよう・・・と誘ってみるけど
「目的が違うから楽しくもない お付き合も出来なくて すまないね」・・・と友の奥さん。

事故のないように気をつけて、友の飽くなき追及に お伴(友)させて頂く日々に感謝。

2016/8/30up