叱られて

ギラギラと容赦なく照りつける太陽
孫の顔もゆでだこみたい真っ赤っか 湯気まで立ち昇っている・・・

お友達の家に寄っておしゃべりして、片手には道端の草花を摘みながらきたと思われる
お花の入ったビニール袋を持ち、「暑いあつい」・・と云ってお友達と大はしゃぎで学校から帰ってきました

二人の手足には、蚊にいっぱい刺されたあと 「痒い かゆい・・・」の連発です
あらら・・ 大変!急いで先ず洗って・・キンカン塗って・・と おおさわぎしてばばは手当てをしていました

やにわに二階からママの声です

「いつまで何をしているの〜? すぐ上に上がってきなさ〜い」・・と、いつになくエキサイトした声です
でも余り沢山刺されているので時間も掛かっていたら
「もう上がって来なくていい・・ 出ていきなさ〜い」

私「おぉ〜おぉ〜!・・・」
いつになく荒々しいママの声にびっくりしました

その時の孫は友達もいるのでおおはしゃぎで、聞く耳ももたないようでしたが上がっていきました
知らん振りをされていたのでしょう!
取り付く島もなかったようで上がったり下がったりと二人でしています
おば〜ちゃんの所になんだかだと言い寄ってきます

夕方までママには知らん振りをされているようでした

お友達も帰り一人になったところで 孫はママにお説教をもらっています
「しん」と静まり返っている様子に???

のちママは 「お母さんね! な〜ちゃんは このところ毎日学校帰りにお友達の家に寄ったり、
途中で遊んで来るのよ〜 きょうこそは真っ直ぐに帰って来なさい」・・・と約束をしたのだそうです
 「はは〜ん・・」

私「ママに叱られた?」
「うん!お説教食らった」
「今までに何回もらった?」
「こんなに叱られたのは一回かな〜?」

じっくり叱られたようすで ニヤニヤしてババの傍をぺろっと舌を出して、
ママに叱られたという合図をして通る・・・

夜ママが会合があって出て行きました
「お母さん 行ってくるので子供達頼みます」 「行ってらっしゃ〜い」

孫は降りてきて宿題の本読みは済んでいるのですが、苦手な本読みをババにも聞かせてくれます
読み終わると時計ばかり見てそわそわしています
「おば〜ちゃん 8時になったら教えて〜」
「今一分前よ〜・・8時だよ・・」
「じゃ〜おやすみ」・・って、さっさとねぐらに帰っていきました
可笑しくってババは笑いが止まりません
あのいつもはなんじゃ かんじゃ・・とちっとも帰ろうともしない子が
時間定刻にさっさと引き上げていく、しかもご機嫌で、素直に・・・

偶にはとてもいい薬になったようです
いつまで続くこの素直さ、子供らしさを失わないようにたっぷりの愛情で大きくな〜れ・・・

翌日から真っ直ぐにどこへも寄らないで帰ってきます


05.6.29