同い歳

梅雨に入り 雨が降ったり 止んだり・・・そんなある日
農家で頑張っている女友達(同級生) 暇になった時に連れて行ってと
お願いしてあったことが実現しました

認知症の同級生の彼女のところへ 3人で遊びに行ってきました

早朝に電話で
「今日家にいる?友達とそちら遊びに行くね  それからみんなで食事にでも行こうか・・・」
「嬉しい もう 新聞も今朝全部読んじゃって暇で仕方がない」・・って 彼女  
・・・・・・・

顔見せたとたんに 嬉しくて仕方がないようすに涙ぐんで 
玄関端で もらい泣きをしてしまいました
「毎日毎日一人だから おしゃべりもできないの」彼女
・・・・・・・・・・

「じゃ〜 そろそろ行こうか もう 行ける?」

「こんな格好じゃ〜ねぇ〜・・」と
次々と厚手のものや色々持って来て どれを着たらいいのか判らないようす?
暑くなく 寒くなく と 野次馬が世話をやき 
上に羽織るものを持って 傘持って 鍵を締めて・・・
やっと 車に乗り込み 出掛けました

車で一時間ぐらいのところへドライブしながら みんな同じ気持ちで
まるで旅行気分になりました

ちょっと散策をして食事にしました 
でも彼女は食事も余り進まないようす
「お人参美味しく煮てあるよ インゲンのゴマ和えもちょうどいいお味よ
まだ いっぱい残っているねぇ〜」といいながら 促してみたり・・・

そんな姿を見ていたら 彼女は子供に返ったようで
無心で可愛くて 見守ってあげたい 生活も困らないだろうか?
近くだったらなぁ〜
でも息子さんご夫婦も同じ屋敷にいるから大丈夫のよう・・


同じ歳の私たち 「私 何歳?」と何回も聞いては驚いて見せた
今のことが判らなくなってしまったのね
あるがままの彼女を 暖かく受け入れられたとき
明るい少女のような無邪気さです
帰りの車の中では 「は〜い ここを 左に曲がって下さ〜い」・・て
道を教えてくれたり 大はしゃぎです
 
彼女の学生の頃は 誰もが憧れのマドンナ的存在だったこと
みんな認めていたので このようなことが嘘のようです

よく認知症の方とのつきあい方など ケアーを見聞きするとき
受け入れる寛容さが 何より大切だと言われます

私の父も亡くなる前の入院生活をしたときは 違うこと言ったり 
変な意味のこと言うと 「違うよ!・・・」むきになって説得してみたり 
「今は病気だものね」・・・って人間の持つ尊厳さが判ってあげられなくて
寛容になれなかったことが悔やまれます

自分がここまできた今 そのことに深く気づかされました

加齢と共に私も同じ位置にいる!
この気持ちが判って貰いたくて 娘と嫁にもこの話を聞いて貰いました
 
自分もそうであったように 判って貰えたかは???
本当のところは 判らないけど
そんなことにであったとき 思い出してくれれば いいのだけれど!
(思うだけでもやっぱり切ない・・)

07.7.14
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