お姑さん

月日の経つのは早いもので 娘が結婚して早くも20年近くになります
生まれた孫娘ももう18歳です

娘が嫁いで間もなくお舅さんが脳梗塞?で倒れました
一度は脈も切れたようだったけど 息子の(娘婿)救急処置で一命を取りとめました

それから 18年余り お母さん(お姑さん)は 夫の(お舅)看病に明け暮れました
来る日も 来る日も・・
ある時花火大会があったとき お母さんは孫達と
にこにこしながら 花火を見に来ていて
何やらお父さんが「すぐ来い 用事がある」・・って
娘さんが呼びにきました
慌ててお母さんは家に戻って行きました
間もなく戻ってきて「何の用事だった?」って聞いたら
「目薬を注してくれ」だって!
実の娘さんが側にいてもそんな用事でも 誰にも頼みたくない・・って
笑えるような本当の話

その後10年位は自分のことは自分で出来る状態の病状のようでした
色々の時期がありながら お母さんも血圧が高かったりと
自分の方がお父さんより早く死ぬかも知れないと・・・

その後 手が掛かるようになってから
(大きなお父さんで おむつなどの面倒は一人ではさぞさぞ・・)
弱音を吐いたこともあったようです

でも緊急の場合を除いて 一日たりとも お父さんの側から目を離すことなく
施設などの力を借りることもなく とうとう最後まで面倒を見続けて
半月程前に息を引き取られました

内孫たちはもう大変です
死を聞いてからは 泣いて 泣いて ものを言っては泣き
孫を心配したほどです
一度も背負ったり 手を引いたりとした思い出もない おじいちゃん!
でもでも 家族って 素晴らしい

お葬式の最後の別れ 一瞬の ごう音は 耳を覆いたくなります
今世では もうここでお別れですから・・
孫たちは目を真っ赤に腫らして悲鳴を上げて泣き叫んでいました
その時お母さん(姑さん)をみたら にこにこと十数秒も眺めて話し掛けているような姿に
私は感動の涙を誘い 堪えることが出来ませんでした

”凄い! 立派なお母さん お疲れさまでした・・”

もうそこには安堵と安らかな寝顔に・・あの世での冥福を祈った姿は美しい!

お父さんのご冥福をお祈り申し上げます


09.7.29
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